• 2026年7月25日

当院の点滴

当院には200mlと500mlの点滴を用意しています。脱水が強い場合は500mlを、栄養摂取ができていなければ200mlの点滴を1.5-2時間程度で行っています。

200mlの点滴にはブドウ糖が入っておりカロリー確保ができますが、500mlの方には入っていません。とはいっても200mlには34kcalしか入っていません。なぜ500mlの方にブドウ糖が入っていないかというと、短時間で投与すると高血糖のリスクがあるためです。

糖尿病がない人は口から摂取したブドウ糖を腸から吸収して血液中に入りますが、適切な量の血糖を下げるホルモンであるインスリンを分泌します。そのため高血糖にならないのですが、直接点滴で血液中にブドウ糖を入れるとインスリン分泌が間に合わず、点滴スピードが速いと高血糖になります。点滴中にインスリンを混ぜて投与すれば良いのですが、量を間違えると低血糖になるリスクもありますので外来では難しいです。

上記の理由から、200mlと500mlの点滴を使い分けています。

点滴で投与可能な量は限られており、それなら口からコップ1杯のスポーツドリンクを飲む方が優れています。栄養療法の原則は腸からの吸収が第一です。本当に口から摂取するのが難しく十分な点滴が必要であれば入院しなければなりません。そこの判断は私がきちんと行いますので、いつでもご相談ください。

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