- 2026年8月28日
大貫カンファレンスに参加してきました
先日大貫カンファレンスという、当院周辺や新門司、城野あたりの医師が参加する講演会がありました。今回が126回目らしく、2018年に105回目が開催されたようで、かなり前から開催されているようです。
今回のテーマはアルツハイマー型認知症のBPSDに関してでした。精神科や脳神経の先生でなければBPSDと聞いてすぐにピンとは来ません。簡単にいうと認知症に伴う不安、うつや徘徊、介護抵抗、暴言、暴力などの症状のことです。
専門外の医師は認知症があれば進行予防として以前はドネペジルを処方していましたが効果は限定的で、不穏や暴言・暴力がひどく入院治療も困難であれば抗精神病薬を使用して対応していました。精神科の医師が常駐している病院は多くなく、認知症を見ることができる医師も少なく、薬もあまりないというのが現状でした。
もちろん薬を使用しないでいられるのが一番良いのですが、最善の対応をしても暴言や暴力などにさらされることはあり、それに対する薬が必要とされていました。
これまではメマンチンという落ち着かせる作用のある認知症の薬があり、それを使用していましたが数年前からブレクスピプラゾール(商品名はレキサルティ)という薬が使用できるようになりました。副作用はありますが抗精神病薬よりは少ない印象で、今後認知症患者が増えるでしょうから更に需要が増えると思います。
当院でも処方可能ですが、認知症はいくつか種類がありますし進行していくものです。可能であれば専門の先生にMRI等の画像検査を含め診てもらい、認知症の患者さんも、その介助者の方も良い医療を受けていただければと思います。
今後も講演会へ参加して知見を広めていきたいと思います。