• 2026年6月19日

健診異常

春の健康診断で尿検査等の要精査となった方の受診が増えています。腎臓は沈黙の臓器と言われることがあり、腎不全症状のむくみや貧血、食欲不振などはいよいよ腎機能が悪くならなければ出てこないことが多く、そのときには精査も難しく治療方法も限られてきます。多くの腎機能障害の場合、尿検査の異常が先に出てくるため健康診断で尿検査が非常に重要になってきます。

腎臓専門医になるには、血液検査で腎機能(eGFR)にまだ異常のない尿検査異常のみの症例から、透析が必要になる末期腎不全症例など幅広い経験が必要ですし、難しい筆記試験をパスする必要があります。治療が良く効いて一安心した人もいれば、なかなか治療効果が出ず腎機能障害が進んだ人もいました。腎生検が必要な人には若年や青年層の方も多く、まさにその人の人生がかかっていますので、主治医として責任をもって診療していました。

ただ、悪いことばかり強調しても不安にさせてうまくいきません。正しい知識で、不安なことを確認しながらわかりやすい説明を心がけて診療して参ります。

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