- 2026年8月11日
- 2026年8月10日
糖尿病性腎症進行予防薬 その1
糖尿病の合併症で有名なのが神経障害、網膜症、腎症です。頭文字をとって「しめじ」と学校では教えられ、その順番で症状が出ることが多いです。しかし糖尿病も治療薬が多数登場し、典型的な経過をとらないこともあり網膜症がなくても腎症を起こす人が少なくないです。
透析になるのを避けたいと思われる人が多く、私も腎臓専門医ですので糖尿病性腎症進行予防についてお話します。
まず血糖値を安定させることは第一ですが、糖尿病性腎症進行予防薬としてまず使うのはARBやACE阻害薬という種類の降圧薬です。糖尿病性腎症は動脈硬化も関与していますが、簡単に言うと高血糖で腎臓に血液が流れすぎて腎症が進行するので、その負荷をとる作用があるのが上記の降圧薬です。血圧を下げるだけならいろいろな薬があるのですが、腎症進行予防作用があるものは限られていますのできちんと選択する必要があります。
その上で他の腎保護薬を追加していきます。次回続きを説明します。